706便裁判勝訴に向けて
1997年6月8日、日本航空706便香港発名古屋行は三重県紀伊半島上空にて急激な揺れに遭遇。客室乗務員・乗客8名が負傷。うち客室乗務員1名が約1年8カ月後に亡くなられました。
運輸省航空事故調査委員会はこれを受けて99年12月、事故調査報告書を発表。さらに名古屋地方検察庁はこの事故調査報告書の内容を基に当該機長を2002年5月、業務上過失致死傷で起訴しました。
2002年12月から2004年3月にかけて26回におよぶ公判が名古屋地方裁判所にて行われました。その中で、弁護団は一貫して「機長がオーバーライドした事実はなく無罪であること」「事故調査報告書を証拠とすることは誤りであること」を主張しました。公判では、日航の関係者・現役の事故調査委員・医師などが証人として証言を行い、当該機長も被告人尋問の中で事故についてありのままを証言しました。
2004年7月30日、石山裁判長は検察の禁錮1年6ヶ月の求刑を退け、無罪判決を言い渡しました。
しかし検察は同8月に控訴を決定し、2006年9月より名古屋高等裁判所にて控訴審が行われています。
☆控訴審<名古屋高等裁判所>の経過 ●控訴審判決<2007.1.9> ■706便事件高裁判決の評価
■無罪判決に対する声明
■高本機長のコメント
■706便事故裁判の過失認定を巡って(東海大学池田教授のコメント)
●第1回公判<2006.9.22> ■公判の経過と私たちの取り組み
■控訴審初公判にあたり機長組合声明
●第2回公判<2006.11.10> ■ダイジェスト
■検察官による三橋証人に対する尋問
■弁護人による三橋証人に対する尋問
■弁護人による被告人機長に対する尋問
■検察官、裁判長による高本機長に対する尋問
●第3回公判<2006.12.6> ■検察官・弁護団証拠弁論
✈706名古屋地方裁判所無罪判決 ●判決公判<2004.7.30> ■速報
■判決文(PDF 1900KB)
■判決に対する機長組合声明
■判決当日模様ビデオストリーミング放送
⇒ブロードバンドの方はこちら
◇706便裁判「無罪判決」解説シリーズ
・事故調査報告書の証拠能力について
・マスコミ報道に掲載された関係者・識者の見方
★検察、不当にも控訴!★
検察は8月6日18:30、名古屋高裁に控訴しました
・控訴に対する機長組合のコメント
✈第1審<名古屋地裁>公判の経過 ●公判記録目次へ
✈706便事故を知る ●最新版706便機首振動の推定原因 (PDF)
●ビデオ<ストリーミング放送>706便裁判勝訴に向けて
●パンフレットーこれで分かる JAL706便機長起訴の問題点(PDF)
☞さらに詳しい内容を見る
パンフレット その2 JAL706便事故の真相に迫る
●裁判所が航空事故調査報告書を証拠採用することは、航空の安全に逆行し、絶対に認められない
●日乗連TST706便事故調査報告書 (PDF 162KB)
資料集 略語用語集
●日乗連が解明した新事実!!
706便事故の真相に迫る (PDF 955KB)
●事故調査委員会事故調査報告書
✈関係各所の態度表明 ●日本航空 ●日本航空代表取締役兼子社長コメント
●日本航空広報部コメント
●航空の仲間 ●日乗連コメント
●世界のパイロットの仲間から● ●IFALPA支援メッセージ
●APA支援メッセージ
●ワンワールドアライアンス乗員組合連合 事故調要請行動
✈これまでの取り組み 2002.10.19 ◇勝訴に向けて-決起集会-(1)
◇ 〃 -(2)
◇ 〃 -(3)
2003.1.10 ◇アライアンスから抗議文を再提出
2003.7.11 ◇裁判報告集会
2003.10.10 ◇シンポジウム「航空事故における 刑事責任」
2004.6.10
◇2004.6.10IFALPA総行動
世界の乗員が成田・銀座でアピール
その模様
2006.10.20 ◇日乗連AA(事故解析)委員会 航空安全シンポジウム in TOKYO 『安全な社会の実現を目指して~事故調査はどうあるべきか』 シンポジウムの内容は・・・(PDF 1.9MB) NEW
事故調査と刑事責任その問題点
Real Player 映像
その後の経過
以下は「事故調査の問題点」からの抜粋です
日本航空706便事故について
706便事故調査について
事故の概要
機長組合調査による当該便機長の証言
事故調査報告書概要
機長組合が同意する点と異議を唱える点
報告書の問題点
事故調査委員会による結論
機長組合による推定原因
用語の解説
MD-11 の問題点
日本の事故調査の問題点
ハイテク機の事故調査は万全か
法律専門家はこう見る
事故調査委員会における事故調査実態