(6)OUT SIDEWATCH(見張り)
空中衝突防止装置の開発も進められてはいますが.まだ実用化のめどは立っておらず.空中衝突を防止する手段は依然として人間の目に頼っている状況です。
空中衝突の危険はVFR機(有視界飛行を行う飛行機)とIFR機(計器飛行により飛行する航空機),又は.軍用機と民間機などが混在するような飛行場周辺においては.特に高くなり外部見張りがとても重要となってきます。
一方.飛行場周辺の空域を飛行している時.パイロットにとっては離着陸の為ワークロードが高くなり,(32頁フライトモニターの項参照)外部見張りに専念する訳にはいかない状況もあります。
バイロットが外部の見張りに専念した時は.航空機関士が飛行計器や航法計器をモニターし,パイロットが内部の計器に専念したり,HEAD DOWN OPERATION を行う時は,航空機関士が外部の見張りに集中できます。また視認した航空機を航空機関土に連続してモニターしてもらうこともでさます。
航空機関士の着席位置からの外部視界はパイロットに比べても決して劣ることなく有効なものです。又.航空機関士は眼の焦点を変えずに連続的,集中的に外部を見ることができます。
航空機関士が提供するふたつの目が安全の向上に頁献していることは,現場の乗員から上げられた数々の例でも明らかになっています。
| ショートファイナルで軍用機が接近したのをF/Eからアドバイスされてブレークできた。かなり近かった。ショートファイナルではパイロットは2人とも滑走路に注目しているため.F/Eによる全体的モニターは大切である。 |
<3名でよかったアンケートより抜粋>
| アンカレッジから成田に向けて飛行軋 飛行高度を更に高い高度へと変更している時に.パイロットにとって死角となっていた前方直上の米軍輸送機(同方向に飛行中)を,航空機関士が発見し,パイロットに知らせた。パイロットは直ちに操縦かんを前方に倒し.衝突を回避することができた。 |
<現場からの報告>