(2)フライトモニター
近年の航空交通量は世界の主要な空港においてはとんど飽和状普に達し,時間帯によっては過飽和の状況すらあります。
このような時空港に出入りする航空機はレーダーベクター(管制官によるレーダー誘導)により通常と異なるルートを飛行させられたり.頻繁なへディングチェンジ(針路変更)高度チェンジ.スピードチェンジ等を要求されるようになります。
このような時パイロットは航法計器を中心に自機の位置と通常の飛行経路又は空港との相対関係の把握や,その時の高度と速度が望むべき値か否か,それ以後の径路と高度及び速度の関係をどう処理するかを考えています。合わせてトラフイツク(他機)の発見や自機との相対関係の把握,コクピット内の操作などもあり,パイロットのワークロードは大変高い状態にあります。
しかも,このような時はATC(管制指示)も混雑した状況で,パイロットがATCミ スを犯しやすい状況といえるでしょう。
一方航空機関士はこの問もエンジン計器をはじめとするシステムのモニターを行い,何かシステムのトラブルが発生しても.航空機関士がワークロードの増加分を吸収し,パイロットのワークロードを増加しないようにしています。
又パイロットの操作や.セットされた値や数値の左右の比較(後から見た方が.パイロット席で相互に見るより正確)及び確認などのモニターも行っています。ATCに対してもパイロットとは異なる視点でこれを取らえる為.パイロットには大きなバックアップとなっています。
| 副操縦士が操縦している時に,ATCからの高度制限を機長がまちがえて復唱したと 思い副操縦士が確認を要求したが.機長は「いいよ」と言った。航空機関士が「副操縦士が言った方が正しいように思う」と言ったので機長が確認して,やはり復唱が間違っていた事が解りことなきを得た。 |
<3名でよかったアンケートより抜粋>