(11)機長養成の問題
教官である機長と,訓練生である副操縦士の関係は,通常の運航における機良と副操縦 士の関係とは異なる為,飛行中に行われるパイロット相互のモニターは,通常よりも一方向にかたよったものとなる可能性が高くなります。
このような教育の場における,飛行の安全性を確保するために,航空機関士はパイロットの操作やATCモニターなど,フライト全般のモニターを行っています。又,教育の場を有効にする為にもパイロットを補佐しています。
しかし2名編成では,これらの航空機関士が行っていた業務を行う者がいない為,教官である機長のワークロードは増加せざるを得ません。
このことは単にワークロードの増加のみでなく,安全性の低下にもっながるといえます。
| 気象状態が規定値以下で,ホールディング(空中待機)中,機長は管制との交信,副操縦士が操縦,航空機関士が燃料監視,外部監視等を行い,作業分担してできた。機長養成訓練の乗務では第三の目が必要。 |
<84年末アンケートより抜粋>