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勤務問題もくじ

利用者・国民の皆様へー日本航空運航乗務員の勤務問題について
勤務裁判判決確定!日本航空は判決に従うことなく

・東京⇔香港日帰り往復乗務<2回着陸で乗務時間8時間30分を超える路線>
・アメリカ西海岸線(東京⇒ラスベガス)などで交替乗員を乗せず運航<乗務時間9時間を超える路線>

という勤務を実施しています。

1993年11月1日、日本航空は運航乗務員の勤務協定を破棄し、全ての運航乗務員が反対する中で、世界の航空会社の中でも最悪の勤務
基準に変更、一方的に強行しました。しかし、この基準には安全上の問題が多く、日本航空乗員組合は東京地方裁判所に訴えを起こし、
裁判では第2陣も含めて、東京地裁・高裁で3つの組合全面勝利判決が出されていました。そして05年4月20日、日本航空が控訴および
最高裁への上告受理申し立てを取り下げたため、この組合全面勝利の判決が確定しました。
確定判決の主文は、

・シングル編成(交替乗員がいない編成)の1回着陸において、乗務時間9時間、勤務時間13時間を超える勤務に就労の義務はない。
・シングル編成の2回着陸において、乗務時間8時間30分、勤務時間13時間を超える勤務に就労の義務はない。

など、世界でも類を見ない劣悪な日本航空の運航乗務員の勤務基準が、裁判所で問題ありと判断されたものでした。
 裁判で敗訴した日本航空は、判決を反映した内容で組合と暫定的に協定を結び、新たな協定締結に向けて話し合いを始めました。
しかし、暫定協定が期限切れとなる今年11月1日から、日本航空の機長・副操縦士・航空機関士ら運航乗務員の強い反対の声を無視し、
再び香港往復など判決に従えば実施できないはずの勤務を一方的に強行しています。
日本航空は今年3月に「事業改善命令」を受け、表向きには“安全対策”として、現場と経営との距離感を見直し、コン
プライアンス(順法精神)を掲げました。しかし実態は、安全運航のために現場からあがっている声も、さらには判決
さえも平然と無視し続けています。日本航空で働く私たちは、利用者・国民の皆様の立場に立ち、このような事実を世間
に広め、安全軽視の日本航空の経営姿勢を改めさせるとともに、安全最優先の日本航空にする取り組みを行っています。
日本航空インターナショナルの三乗組(日本航空乗員組合・機長組合・先任航空機関士組合)は、2005.11.27方針に
基づき取り組みを行っています。
皆様のご理解・ご支援をお願い致します。
 

勤務裁判判決確定!  
歴史的大勝利!
組合の全面勝訴が確定!!
4月20日、会社は勤務裁判を取り下ろしました。
これにより11年間に渡る勤務裁判は組合側の全面勝利で幕が降りました。
現在、三乗組では、少なくとも判決を反映し、運航の安全と健康を守れる勤務協定を締結するために取り組みを開始しています。
経営と労務に最後の決断を迫る交渉を行う。 ・経営に真摯な対応を行わせるために、我々の主張を利用者・国民・マスコミに広げ、
判決を背景に毅然とした行動をとる体制を構築する。 皆様のご理解・ご支援をお願い致します。
日本航空乗員勤務基準裁判 組合全面勝訴判決確定にあたって 三乗組 声明
経営に確定判決を守らせ、運航の安全と健康を守れる勤務協定を締結する取り組み

6.30三乗組勤務問題方針
6月28日、暫定勤務協定を締結(労使調印)しました!
「暫定協定は締結」-労使の合意が成立、マンニング精査の交渉に入っています
6.14三乗組合同大会で、以下の方針が確認されました!
6月17日三乗組社長交渉報告
05年5月30日付勤務に関する会社文書の分析(三乗組)
判決を反映し、運航の安全と健康を守れる勤務協定を締結するための取組み その1
勤務に関わる三乗組方針(4月25・26・27日三乗組合同執行委員会
 

✈2003.12.11乗員組合勤務裁判第一陣高裁判決 (第一報)組合側 全面勝訴! PDF
乗員組合 声明文 PDF
乗員組合勤務裁判 高裁でも全面勝訴(三乗組NEWS) PDF
✈2003.12.25経営最高裁へ上告受理申請 乗員組合 上告後声明文 PDF
✈2004.3.19乗員組合勤務裁判第二陣地裁判決 (第一報)組合全面勝利判決 PDF
乗員組合 声明文 PDF
3.19地裁第2陣裁判判決要旨 PDF
✈長大路線のシングル編成運航について サブインデックス